現金購入したハズレ馬券は税申告が有利になる可能性もありますが、経費として認められない可能性もあります。

はずれ馬券の扱い

 

ハズレ馬券は従来は紙くずとして扱われ、ゴールした瞬間にハズレ馬券を投げ出す光景は競馬の風物詩です。

 

2017年の最高裁の判決で、恒常的な所得を得ていることを条件にハズレ馬券を経費として認められるようになりましたが、未だに競馬場や場外馬券売り場にはレース終了後にたくさんのハズレ馬券が捨てられています。

 

ハズレ馬券の経費計上が認められるようになったのは最近の出来事で、まだ明確な基準がないのですが、現金購入して現物で発行されたハズレ馬券は経費として認められない可能性もあります。

 

 

競馬で税金がかかるのはネット投票

 

ルール上はネット投票や現金購入など、馬券購入ルートを問わず競馬の勝ち金は一時所得か雑所得で税金がかかります。

 

スマホで馬券を購入する

 

しかし、現金購入は購入価格や利益に明確な証拠が残らないため、追徴課税や未申告を指摘される事例はありません。

 

ましてや的中馬券は換金すると馬券が手元に残らないので、正しく申告するためにはコピーや画像で履歴を残して管理しないといけないことになります。
ネット投票に関してはハズレ馬券もデータ上で残るため、自分で収益を管理する以外は、ログインして履歴を確認できる環境を維持さえすれば税申告のために管理する必要はありません。

 

 

ネット投票と現金購入を併用した場合

 

ハズレ馬券は雑所得の条件を満たせば経費として計上できます。
ネット投票がメインの方でも、現金購入を併用するケースがあります。

 

手元に現金購入したハズレ馬券を残しておけば、税申告が有利になる可能性もある一方で、現金購入した馬券は経費として認められない可能性もあります。

 

馬券は購入時に個人情報を登録する必要がなく、他の人が購入してレース後に捨てられたハズレ馬券は簡単に入手できます。
購入履歴が残らないため、経費計上する上で全てを認められるかは不透明です。

 

事業所得の経費計上ではレシートや領収書が認められて、宛名のない領収書でも対象になります。
税申告や経費計上における、他のケースを例に挙げると現金購入したハズレ馬券でも経費として認めれる見解を出している専門家もいますが、判例のない以上確約されたものではありません。

 

税務署が調査するときにチェックする内容はネット投票の履歴のみなので、大半のケースではネット投票で利益を出している状況になると現金購入したハズレ馬券を認められるのが難しくなります。
現金購入した馬券の払戻金をルール通りに税申告する場合は、ハズレ馬券も経費として認められる可能性が高くなります。

 

 

まとめ

 

現金購入したハズレ馬券は保管しておくと、税申告をする際に有利になる可能性があります。
ただし、現物のハズレ馬券は他人が購入したものが簡単に手に入る特性上、経費計上できない可能性が高いです。
ハズレ馬券を保管しておく価値はありますが、経費計上できないものだと思っておいた方が良いでしょう。

 

ネット投票で得た利益を現物購入で経費計上するように認めてもらうには裁判をしないといけない可能性も高いです。
申告利益が数十万円~数百万円程度の場合は、ハズレ馬券を経費に入れて申告しても税務署は細かい内容までチェックせずに処理をするでしょう。

 

大きな利益を出して、課税されることを覚悟するのであれば馬券購入ルートはネット投票に集約してシンプルに管理することをオススメします。